WiMAXのデータ通信速度
2009年2月現在、日本国内ではUQコミュニケーションズ株式会社がモバイルWiMAX接続サービスを発表している。ここでは、同社のWiMAXサービスを紹介しながら、データ通信速度について解説しよう。
UQコミュニケーションズが2009年2月に発表したモバイルWiMAX「UQ WiMAX」接続サービスは、最大通信速度が下り40Mbps、上り10Mbpsだ。docomoやau、Softbankといった携帯キャリア各社が提供しているデータ通信サービスの下り最大速度が7.2Mbpsであること、電話回線を用いたADSLの下りが最大50Mbps程度であることを考えると、モバイルWiMAXの通信速度がどれだけ早いのか、なぜ注目を集めているのか理解できるだろう。そう、これまで外出先で携帯電話やデータ通信カードを用いたネット接続は、自宅で実現可能な光ファイバーやCATVインターネットによる100Mbps超の高速ネット接続をあきらめざるをえなかったが、WiMAXなら外出先でも高速なインターネット通信環境を整えることができるのだ。
なぜWiMAXは高速データ通信を実現しているのか。それは高速データ無線技術「OFDMA」にある。OFDMAとはOFDMAはデジタル信号を効率よく電波に変換することにより、無線環境下においても安定した高速通信を実現する無線技術。無線LANや地上波デジタル放送ではすでに同様な技術が採用されているが、UQ WiMAXではOFDMA技術を発展させ、広域エリアで不特定多数のユーザが同時に通信できるようにした。また、複数の複数のアンテナでデータ通信する、マルチアンテナ技術「MIMO」を採用し、並行してデータの送受信を行うことで、通信速度の高速化や安定化も図っている。
WiMAXは、OFDMAとMIMO技術の組み合わせにより、モバイルでの高速インターネット接続を実現したということだ。


