マンション分譲の矢緒企画、自己破産申請へ 負債60億円
帝国データバンクによると、株式会社矢緒企画は2008年6月5日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。事後処理は森元龍治弁護士ほか2名に一任される。負債総額は60億円。
株式会社矢緒企画は1983年(昭和58年)9月「YAO企画」の屋号で創業、86年(昭和61年)2月に法人改組したマンション開発・販売業者。矢緒企画は不動産売買・賃貸・仲介などを手がけていた。関連会社5社を有し、グループ企業体を形成している。2003年より、自社企画の「FESTIO」(フェスティオ)ブランドのマンションを中心とした展開となり、2003年11月期には「FESTIO久留米」を皮切りに「南林寺」「堂の前」「神水苑」などFESTIOシリーズの販売を積極的に進めていた。1986年から分譲マンションの株式会社ユニカとの販売提携を開始し、同社の大牟田地区及び熊本地区での分譲マンションの販売代理を行い、マンションブームの追い風もあり順調に業績を伸ばしてきた。
2007年11月期の年売上高は過去最高の約69億2500万円を計上していた。この間、福岡県大牟田を拠点に、長崎、鹿児島、福岡、熊本など九州エリアで事業の拡大を図る一方、夏木マリさんなど有名女優を使ったテレビCMで知名度を上げるなど、地場中堅クラスに成長していた。
2005年10月には新潟支店を開設、新潟地区で初の物件となる「FESTIO万代アヴァンタージュ」を開発したが、販売不振から資金の固定化を招いていた。さらに追い打ちをかけるように、サブプライムローン問題を発端とした不動産向け融資の抑制から資金調達が困難な状況に陥り、先行き見通し難から今回の事態となった。負債は60億円。今年に入り、福岡県南地区では最大。
マンション分譲株式会社矢緒企画事業停止、自己破産申請へ負債60億円
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