オートバックスセブンから見るカー用品販売店の実情

カー用品市場は自動車大国故の一大消費市場だ。カー用品販売大手の「オートバックスセブン」によるとカー用品の市場規模は約2兆3,000億円(2002年)。そのうちオートバックスセブン、イエローハット、ジェームズなどの大手カー用品販売会社や独立系のショップの小計や7,241億円。ダイヤショップの小計が3,308億円。ほか、カーディーラーが7,008億円、ガソリンスタンドが3,959億円となっている。最近はホームセンターでカー用品が購入可能となっており市場競争は激化している。
最大手のオートバックスセブンの業容を見ると、2004年3月期連結決算ベースで売上高が2,270億円、純利益が54億円。2005年3月期で売上高が2,340億円、純利益が62億円で増収増益の見込み。オートバックスセブンの主力事業はタイヤ、オイル、バッテリーなどのカー用品販売だが、生き残りをかけた店舗戦略も展開中だ。従来型の店舗である「オートバックス」に加えて、1997年からはカー用品販売だけでなく飲食コーナー、輸入雑貨を販売するなどエンタテイメント性を高めた「スーパーオートバックス」を展開した。さらに中古カー用品専門店「オートバックス走り屋天国セコハン市場」、セルフガソリンスタンドと一体化した「オートバックスエクスプレス」、中古車販売の「オートバックス・カーズ」などにより、既存顧客の活性化と新規顧客の獲得を進めている。オートバックスセブンの総店舗数は直営、フランチャイズ、海外などをあわせて合計544店(2004年3月末時点)。
近年は「トータルカーライフサポート業」を目指し、車検・整備事業も強化。この分野では従来、新車ディーラーや整備工場が強かったが、そこにカー用品店が進出する反面、ディーラーなどでは新車販売時にタイヤ、アルミホイールやエアロパーツ、オーディオなどのオプション用品の販売に力を入れる動きが強まっている。こうした中、オートバックスセブンは中国・上海などで店舗を立ち上げるなど積極展開を進める一方、スポーツカーの生産を目指したり、携帯電話を利用したカーナビゲーションシステムを開発したりするなど「クルマ好きのユートピアを創ること」「世界中のドライバーをクルマ好きに変えること」という2つの大義を実現するための挑戦を続けている。
