クローン猫製造のGenetic Savings & Clone社、廃業
世界初のクローンペットビジネスを始めた米Genetic Savings & Clone(ジェネティック・セービングス・アンド・クローン)が年末までに廃業することが明らかとなった。Genetic Savings & Cloneによるとクローン猫に対する需要が想定より少なかったことが原因だという。
AP通信によると、Genetic Savings & Clone社は2006年9月に顧客へ送った手紙で、新たなクローンペットの注文は受けないと表明し、中止の理由を「クローンペットを商業化できる技術を開発するまでに至らなかった」と説明している。クローン猫は1匹3万2,000ドルで当初の5万ドルから値下げしていた。クローン猫成功率の向上が課題だったが、うまく行かず採算が合わなかったようだ。
Genetic Savings & Cloneは2000年に、億万長者でフェニックス大学の創設者・John Sperling氏によって設立。当時は倫理的・科学的論争が広がった。飼い猫を亡くした愛猫家らに、クローン技術を使って元の猫のDNAからクローン猫を誕生させて届けていた。計5匹誕生させたが、実際に販売できたのは2匹だけだったという。同じDNAを引き継いでいても、毛の模様は同じにはならず、こうしたことも需要が伸びなかった一因とみられる。
Humane Society of the United StatesのWayne Pacelle氏は、クローンペットに対する需要がないことは驚くことではなく、我々はGenetic Savings & Clone社が廃業を進めていることを歓迎している。これはビジネスが悪いだけでなく、誤った動物利用のもとに成り立ったオペレーションなのだ」と述べている。
Genetic Savings & Clone(ジェネティック・セービングス・アンド・クローン)
http://www.savingsandclone.com/

