育英高校野球部員、女子生徒にわいせつ行為で逮捕

夏の全国高校野球選手権大会で優勝したことがある私立の強豪、育英高校(兵庫県神戸市長田区)の硬式野球部員で一年の男子生徒(16)が2006年6月、女子中学生に対する強制わいせつの疑いで明石署に逮捕され、家裁送致されていたことが2006年7月22日、分かった。
調べでは、逮捕された男子生徒は2006年6月19日午後8時ごろ、兵庫県明石市の自宅近くで、自転車に乗っていた女子中学生にわざとぶつかり「足が痛い、自転車とかばんを運んでくれ」などと因縁をつけた上、近くのスーパーのトイレに連れ込んで、少女の襟首をつかんで「大声を出すな、しばくぞ」などと脅迫し、女子中学生に自分の体を触らせるなどのわいせつ行為をした疑い。同校によると、男子生徒の家族は「退学させたい」と申し出ているという。男子生徒は出場選手として登録されていない。
さらに2006年5月にも育英高校2年の野球部員(16)が、兵庫県神戸市須磨区の神戸市営地下鉄西神・山手線板宿駅の階段で、すれ違いざまに若い女性の胸や尻に触るなどの痴漢をして同校の教諭に見つかり、本人の希望で退学していたことも学校関係者の話で分かった。生徒は野球部の練習についていけず、学校も休みがちだったという。
学校側は強制わいせつ容疑での逮捕について2006年7月22日、日本高野連に報告書を提出。高野連は応急措置として、現在行われている全国高校野球選手権大会兵庫大会への同校の出場を認めた。今後、正式な処分を検討するという。育英高校の阪本勝彦校長(61)は記者会見し「家裁の決定が今月下旬に予定されており、その後に公表するつもりだった。部員個人の問題なので大会の辞退は考えていない」と説明した。
開催中の全国高校野球選手権兵庫大会への出場辞退は、「入部したばかりの一個人がやったことに、チームが連帯して責任を負うのは疑問」とあらためて否定。最終的には日本高校野球連盟の判断に従うという。兵庫県高校野球連盟は「育英高校から正式な報告を求めている。その内容を十分チェックして日本高野連に報告し、連絡を待つことになる」とコメントした。
育英高校野球部は、甲子園には夏6回、春13回出場し、うち平成5年の夏では全国優勝も果たした名門。OBには元近鉄の鈴木啓示投手や、阪神の藤本敦士内野手がいる。2006年7月9日に開幕した今年の県大会ではすでに2勝し、3回戦に進出している。
神戸家裁は2006年7月26日、中等少年院送致とする処分を決定した。伊東武是裁判官は理由で「事案の重大性や被害感情の大きさ、少年の性格から少年院送致が相当」とした。男子生徒からは2006年7月24日に退学願が出され、同日、受理した。同校は2006年7月27日にも、兵庫県高校野球連盟に正式に報告する。
強制わいせつで育英野球部員逮捕 - スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20060722041.html
育英高野球部員、少女への強制わいせつ容疑で逮捕 - 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060722i204.htm
名門・育英高の野球部員 少年院送致 - スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20060726037.html

