

[
2006年04月29日]
住宅スタイルの基本的考え方
うわべだけをまねた家ではなく自分が表現された家をめざしましょう。建築のスタイル;伝統的和風、モダン和風、イタリアモダン、北欧調、クラシックなど本来、住宅の様式は人々の生活スタイルとその時代の技術の現れです。共通して言えることは、柱と梁で構成され、襖や障子で間仕切られた昔の開放的な建築から、高気密、高断熱の閉鎖的な建築になってきていることです。人はそれぞれ趣味も違い、生活スタイルも異なります。自分の生活(行動、習慣)を見つめなおし、うわべだけをまねた家ではなく、自分が表現された家をめざして下さい。
住宅の材料と色とデザイン性
天然素材と人工素材―材料の素材感がでているものの組み合わせがまとまりやすい
日本の住宅でもっとも多く使われている素材は木です。「やっぱり木はいい」という言葉はよく聞きます。昔から建材として豊富にあって親しんでいることもあるでしょうが、たとえベニヤであっても木であり、本物だからです。大理石などの石材に人気があるのも、高級だからという理由だけではなく、天然の色と質感を持っているからでしょう。壁紙に代表されるように、木や石の模様などの執拗なまでのコピーは天然のものに対する要求の現れです。自然なものはすこしづつ風合いが変化してなじんでくるのに対し、プラスチックや壁紙は徐々に汚れていき、その価値が徐々に失われていきます。しかし現実問題として、天然のものは高価なものになってしまいました。プラスチックやビニールなどの素材を使うのがよくないというのではありません。プラスチックはプラスチックらしく、ビニールはビニールらしく、素材そのものを表わしたものがよいと思います。インテリアも含めた内部空間のデザインは、なるべく材料の素材感がでているものどうしの方がまとまりやすいのです。
住宅の色彩計画
*暖色系―赤・橙・黄系統の暖色は暖かさを感じさせる色。暖色は太陽や火を連想させるのがその理由です。暖色は時間の回転を早く感じさせる効果があります。
*中性色系―緑や紫系統の暖かさや冷たさを感じさせない色。
*寒色系―青から青緑にかけての寒色は冷たく感じさせる色。寒色は氷や水を連想させ、食事をする部屋が寒色系だったりすると非常に寒く感じてしまいます。
暖色と寒色では心理的な温度の差が約3度もあります。
*面積効果;同じ色でも面積が大きいほど明度が高くなって見えます。外壁の色や壁紙の色を決める際に、サンプルで見たときはよいと思っても実際に仕上がってみるとイメージが違ったりします。派手な色をポイントではなく大きな面積で使いたい場合は、少しグレーを混ぜた色にすると落ち着て上品な感じになります。建築では一般に内部空間は白に代表されるようなシンプルな色だけでまとめることが多くあります。できあがった空間だけを見るとシンプルすぎる印象を受けますが、実際に入居して家具や小物を入れると色が氾濫するためです。内装の色を決めるときには、その部屋にモノを入れたときを想像しときましょう。