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アクセス解析の方法 注意点


アクセス解析の方法 注意点をはてなブックマークに登録する アクセス解析の方法 注意点をクリップ! この記事を含むECナビ人気ニュース[2006年10月29日]

ログ分析をすると、いろいろな棒グラフや円グラフ、数値の一覧が出てくる。非常に詳細な情報までつかめるから見ているだけでも結構おもしろいものだ。しかしログ分析を見て終わらせるだけでは何の意味もない。



ログ分析は何のためにするかというと、現状のWebサイトから得られたユーザーの行動データを元に問題点を発見し、それをWebサイトの改善に活用しようということだ。つまり、ログ分析はWebサイト改善のためにするのであり、その気がないならログ分析など一切必要ないと言い切ってもいい。

ただ、すぐログ分析をしろといってもその考え方を知らなければ、ただ膨大な数字のデータを見るだけになってしまう。そこでログ分析をする際の考え方や心構えについて学習しよう。

1. 問題意識を持つこと。「なぜ」を考えよう

1つ目は、つねに「なぜ」という問題意識を持って欲しい。ログ解析をすると様々なデータが出てくる。そういったデータについて「なるほどね、こういうユーザーが多いんだ」で終わらせてしまう人が少なくないのだが、それは全く意味がない。ログ分析では常に「なぜそうなるのか」を考えることだ。「なぜ」を考えるのが基本だ。

例えばある特定のキーワードを使って訪れてくるユーザーが多いのであれば「これが人気キーワードなんだ」ではなく「なぜこのキーワードで訪れてくるのか」を考える。毎日ある特定の時間だけ訪問者数が増えているのであれば、なぜその時間帯は他の時間帯より数が増えるのか、訪問者の属性に変化があるのか?といったことを考えてみる。

ログに出てきたデータの原因・理由を考えることで、Webサイトの改善の糸口が見えてくるはずだ。

2. 目標・理想をイメージすることで問題点を浮かび上がらせる

例えば極端だが次の例を見て欲しい。

≪神奈川県のとある地域のバスは、空が晴れていても定刻より30分以上も遅れてやってくる

こんな話を聞いたら、あなたはこのバスは問題だと感じるだろう。雨の日ならともかく晴れの日なら、バス停にかかれた時刻表より30分も遅れてやってくるのは日本に住んでいればそう経験しないだろう。この時、これが「問題」だと認識できたのは

あなたの理想・経験:バスは定刻通りやってくる。
現状       :バスは30分遅れてやってくる

このように、「あるべき姿、理想像」と現状との間に大きなギャップ(ここでは時刻を守る、全然守らないというギャップ)を認識できたから「問題」だとわかったわけだ。

ログ分析でもこの視点が大切だ。つまり、Webサイトに対して「目標」や「理想」を持つことだ。どういうWebサイトにしたいのか、何をしたいのかという目標を明確に定めることだ。この目標を決めた上でログを見ることで、その目標と現実(=ログの結果)の間に「差」を見つけることができる。この「差」が現状の課題であり問題点であるわけだ。また、目標を明確に定めていることで、その問題点に対してどのような改善策が選択肢として適切なのかもみえてくるようになる。

「Webサイトの目標は何ですか?」こう質問すると意外と答えられない方は多い。まずこの質問に対する答えを考えてみよう。

3. ログに出てきた傾向から仮説を考えてみる

3つ目は、ログ分析によって得られた訪問者行動の傾向から、仮定・仮説を考えてみることだ。例えば米国の事例で、あるお店で注文手続きの途中で購入をやめてしまうユーザーが多かったところ、「消費税と送料などを合計したら高いと思ったからやめたのでは」と考えたオーナーが一定時間経過後にそのショッピングカートに入った商品をディスカウント販売した上にメールで通知してみた。するとそのショップに戻って購入をしてくれたユーザーが少なくなかったそうだ。このように、ログ分析を通じて得た事象から「こういうことが原因ではないか」と推測した上で「こうするとよくなるのではないだろうか」と仮説を考えて、それを実行してみることも大切だ。

仮説→実践→検証 の繰り返し!

以上のことを踏まえてログ分析をしながらWebサイトの改善を目指すと、表題の通り「仮説をたてて」、「それを実践して」、「結果を検証してみる」ことの繰り返しということがわかる。常にこの繰り返しだ。

実際、改善するための仮説をたてて実践するすると結果は芳しくないこともある。そしたらもう1度元に戻って「この仮説では違った。ではこうしたらどうだろうか」と新たな仮説を立てて実践してみるわけだ。これを繰り返していくと場合によっては何回も何回も失敗することもあるが、いいかえればそれだけ豊富なデータを入手できたことにもなるし、他のプロジェクトやWebサイトのリニューアルを行う際に貴重な参考資料となる。









         





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