1ページだけの閲覧

ログ分析をすると、サイト内のとあるページに入ってくるなりそのまま他のサイトへと去っていくユーザーがいることに気がつく。お店の入り口に姿が見えたと思ったらさっと姿を消してしまうようなものだ。これは「トップページ離脱」、「ページ直帰」あるいは Single Access Page などと呼ばれているのだが、要はたった1ページだけ閲覧して立ち去ってしまうユーザーのことだ。
このような行動を起こす原因としてよくある例は、あるキーワードを使って検索エンジン経由で訪れたけれどもすぐに帰っていく場合だ。例えば旅行用スーツケースを購入したくて検索エンジンで探していたところ、日常使うスーツケースを販売するサイトにたどり着いてしまった時。この場合欲しい情報はそこにないからそのまま帰っていってしまう。
また、ナビゲーションの問題でそのまま帰っていくユーザーが多いこともある。例えばある商品を紹介するページで、クリックすると別ウインドウにて表示される仕組みの場合だ。Webサイト制作者は商品紹介ページを訪れた上でクリックして初めて別ウインドウが表示されるという想定で作っているのだが、検索エンジン経由で最初にその別ウインドウを開いてしまうこともある。こういったケースではたいてい、別ウインドウから他のページに移動するためのナビゲーションはついていないから、訪問者はたとえその情報自体には興味があっても移動する術がないからやむなく帰ってしまうわけだ。
分析手法
まず1ページ閲覧で帰っていく行動が多くみられるページをみたら、その原因を考えてみる。そのページが
・検索エンジン経由で訪れているのであれば、何のキーワードでたどり着いているのかを調べる。そのキーワードに込められたユーザーのニーズとたどり着いたページで提供されている情報は合致しているかどうか?
・キーワードと当該ページの内容が合致しているなら、そのページの作り方に問題はないだろうか?そのページを含むWebサイトが何のサイトかわかるか、他のページに移動するためのナビゲーションは用意されているか、運営者が誰かわかるようなロゴや会社名がサイトのどこかに記載しているか?
・一般のWebサイトに張られたリンク経由で訪問できるページなら、リンク元でWebページはどのような文脈で紹介されているのか。その内容とページの内容はあっているだろうか?
といったところをみていくと手がかりがつかめるだろう。
なお、1ページだけみて帰っていくからといって、必ず問題があるわけではない。その1ページでもってユーザーが必要な情報を得て満足して帰っている場合もあるからだ。例えばパソコンの型番をキーワードで検索してきてスペック表の1ページだけをみて帰っているのであれば、これは必ずしも問題があるとはいえない。おそらく特定のパソコンの仕様をみたかっただけかもしれないからだ。

