WHO、豚インフルエンザのパンデミック警戒レベルをフェーズ4へ
WHO緊急委員会は2009年4月27日、第二回緊急会議を開催し、米国、カナダ、メキシコ、スペイン、韓国など全世界で感染報告が相次いでいる豚インフルエンザへの対応を検討。WHO事務局長は、豚インフルエンザ・パンデミック警戒レベルをフェーズ3からフェーズ4に引き上げた。
日本を含むWHO加盟国は、インフルエンザに対する国内の準備態勢を強化することを求められる。
豚インフルエンザ・パンデミック警戒レベル・フェーズ4は豚インフルエンザのパンデミックの可能性が高まったという事で、パンデミックが必ず起きるという事は意味していない。決定は、主として、「人から人への感染を証明する疫学データ」と「ウィルスが共同体レベルのアウトブレークを引き起こす能力」の確証性に基いて行われ、各地に拡大したウィルスの存在に鑑みて、WHO事務局長は、アウトブレークの一地域での隔離は不可能だと判断した。
新型インフルエンザの警戒レベルは6段階ある。今回、豚インフルエンザ・パンデミックを警戒してフェーズ4に引き上げたが、追加情報が手に入り次第、WHOは警戒レベルを3に戻すか、別のレベルに上げる可能性がある。
WHO事務局長は、各国に対し、国境封鎖はすべきでなく、海外旅行も制限する必要がないと推薦しているが、病気の人は海外旅行を延期し、海外旅行後インフルエンザの症状を発生した人は、医療処置を受けるよう要請している。
WHOがフェーズ4を宣言したことを受け、午前7時から緊急会見を行った日本の舛添厚労相は、「正確な情報に基づき、冷静に対応していただくことが最も大切だ」と訴えた。
Statement by WHO Director-General, Dr Margaret Chan 27 April 2009
http://www.who.or.jp/influenza.html