「10本の青い Web ページへのリンク」を表示するだけだった検索エンジン各社の Web 検索が、2007年春以降、様変わりしてきた。検索意図に応じて、Web 検索結果上に動画や画像、Blog、ニュースなど、多岐にわたるデジタルコンテンツを混合して表示するブレンド検索(blended search)がそれの契機だ。
■世の中の動きが、検索の世界に様々な影響を与えている
人々の興味や関心事、世界で起きる日々の出来事が、私たちの検索行動はもちろん、検索エンジンによる Web の評価に影響を与え続けている。
これは検索エンジンやポータルサイト各社が提供するキーワード急上昇ランキングが示すように、テレビやニュースで報道された話題に人々が関心を抱いた時、それに対する検索回数が急上昇していることからも想像できよう。
また、Blog や SNS、ソーシャルニュースなどの CGM も興味や関心事に関連する多数のコンテンツやリンクを Web 上に生み出す。
先日ソフトバンクから Apple の iPhone 発売の発表が行われたが、これに呼応して多数のメディアや Blog がそれを取り扱い、ソフトバンクのコーポレートサイトや当該リリースページ、あるいは米国 Apple の iPhone のページなどに対する多数のリンクが発生していることをイメージしていただけると、よく理解できるかもしれない。
さて、こうした事象を検索マーケティングのテクニカルな視点で捉えると次のように解釈できる。
「特定キーワードの検索回数が上昇し、関連 Web ページへのトラフィックが増加した」「ソフトバンクにトラフィックだけでなく、大量の自然リンクが張り巡らされたことで、当該サイトへの被リンクが急上昇した。したがって、検索エンジンにおけるソフトバンクのサイト(ページ)の重要度の評価は高まった」ということだ。