ゲーム雑誌出版社のエンターブレインは2006年10月13日、次世代ゲーム機の競争状況などに関するレポートをまとめた。
調査2006年9月22日から9月30にインターネットで行い、1000人規模の回答があった。それによると、ソニーグループのソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が2006年11月に日本と北米で発売する新型機「プレイステーション3(PlayStation 3, PS3)」は、2007年3月期における世界での販売台数が413万台と予測。ソニーが示した年度内600万台という目標達成は困難との見通しを示した。
エンターブレインの浜村弘一社長は、同レポートの説明会で、「PS3は世界的に序盤は苦しむ」と述べた。その理由として、1)価格(廉価機で日本4万9980円、同米国499ドル)が高い、2) PS3だけのソフトのタイトル数が少ない、3)目標台数を生産できるのか‐‐が懸念材料と指摘した。
浜村社長は、コスト削減を通じた値下げ効果で、販売台数は「2,3年後から伸びる」とも述べた。同レポートではPS3の2年後の販売台数は全世界で2351万台に達すると予測した。SCEのPS3は欧州発売の延期など混乱が続いたが、値下げなどの効果で巻き返し、任天堂・マイクロソフトを合わせた3社が市場を分け合うと予想している。
任天堂が11月から全世界で順次発売する新型機「Wii(ウィー)」は、年度内販売数を547万台と予測。任天堂による2007年3月期の目標販売台数(全世界で600万台)には届かないが、大ヒットしている携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の利用者による購買が、日本のほか欧米でも期待できるとして、当初は手堅く販売台数を伸ばすと予想した。
年末に、任天堂の「Wii(ウィー)」を買うと答えた人が、SCEの「PS3」を買うと答えた人より多かった。調査で、「最も欲しい次世代ゲーム機」を尋ねたところ、PS3が35.6%と最も多く、Wiiは13.6%、「Xbox 360」は2.9%だった。47.9%が「特にない・分からない」と答えた。また、「年末にWiiとPS3のどちらを買うか」と質問したところ、回答者1707人のうち、Wiiが35.8%で、PS3の32.3%をわずかに上回った。「両方買う」が4.3%、「まだ様子を見たい」も27.6%あった。PS3の値下げ後の価格については、回答者1000人のうち「まだ割高だ」との答えが59.6%に上った。
05年末発売のマイクロソフト「Xbox 360」は日本では不人気だが、欧米で台数を伸ばし、07年末は累計1746万台と予測している。ただ、新たな利用者層を拡大している携帯型の勢いは衰えず、「次世代機と市場を2分するだろう」とみている。
ソニーPS3、年度内販売数400万台を予測=ゲーム誌出版社 - ロイター通信
http://www.thinkit.co.jp/free/news/reuters/0610/13/4.html
次世代ゲーム機、年末人気は「PS3」より「Wii」 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20061013i512.htm
スタート任天堂、値下げでSCEが逆転? 新型ゲーム機予測 - iza
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/23272/