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mixi 偏りなきハブとコネクターの存在


mixi 偏りなきハブとコネクターの存在をはてなブックマークに登録する mixi 偏りなきハブとコネクターの存在をクリップ! この記事を含むECナビ人気ニュース[2006年10月16日]

greeの成功要因として有力なハブとコネクターの存在を挙げたが、greeの会員増加が鈍化した原因として保田は「偏りのある(greeの)ハブとコネクター」と「偏りのない(mixiの)ハブとコネクター」を指摘している。



彼は「greeの参加者が慶應義塾大学の学生と、楽天を中心とする大手IT企業の社員中心のコミュニティと化したために、それらの組織に属さないユーザーから敬遠されるようになった」という。誰もが参加を許可される、開かれた空間であるべきSNSというコミュニティが、一部の組織に属する会員中心のコミュニティと化したために閉鎖感が生まれたというわけである。

例えば2004年12月時点の、greeにおける慶應義塾大学に所属する会員の数は3,500と公開されている。greeという10万人程度のコミュニティにおける1組織への所属数としては確かに数が多い。同大学についてはゼミ生がゼミの名簿作りに活用するなど積極的にSNSを使っていることが関係している。

ただし、一部の組織に偏っていることが必ずしも敬遠されているとは限らない。例えば2004年9月に開催されたGREE NIGTH 2.0と呼ばれるgreeユーザーのオフラインミーティングにおける参加者の反応を読むと、楽天を中心とした有名なIT関連企業の参加者に会えたことを感謝しているユーザーも少なくないからだ。しかし一部企業・大学のためのSNSにすぎないと批判もあることは確かなようだ。

SNSのインターフェース

mixiとgreeの画面インターフェースは顕著に異なる。mixiは「女性が扱いやすいテーストを持ったインターフェースを採用した」としている一方、greeは田中が一種のプロトタイプとして制作したテキスト中心のインターフェースを採用している(表  )。SNSが注目を集めた2004年前半こそIT系企業に勤めるユーザーが中心となったためにインターフェースの善し悪しよりもその機能やコンセプト、話題性が先行してユーザーが集まる傾向があったが、裾野が少しずつ広がるに従ってウェブデザインやインターフェースの良さからテキスト中心の味気ないgreeよりもmixiに人気が集まったことが考えられる。実際mixiのデザインは好評であり、一般のサイトにもmixiを真似たものが登場するほどである。

mixi成功から導かれる日本型SNSの必要条件

以上mixiがgreeを逆転、日本最大となった要因について3つの根拠を挙げたが、特に影響を与えたのはブログ機能であろう。米国で主流となっているフォーラムを通じたコミュニケーションと比較して、ブログの場合は参加者が好きな時に好きなことを買いて指定した範囲内に情報発信が出来る。それの受け手側も関心のある話題について好きな時にコメントを残すことができる。

参加者が違いにブログを更新し、一方のブログを定期的に閲覧するようになれば心理学でいう「好意の返報性」が働き「相手が毎日私のブログを見に来るのであれば、私もお返しにあなたのブログを見に行きましょう」となり、相方で活発なブログやコメントが発生する。こうした効果が働き始めればお互いの関係が急速に進展していく。mixiを通じてこうした参加者が生まれれば、その参加者と交流がある他のSNSを利用するユーザーもそのブログを読むためにmixiに移籍してくる。こうした状況が、greeからの移籍組を含めた、mixiの発展を支えてきたのであろうと推察される。

日本でSNSが登場してからまだ1年も経過していないが、現状を分析すると少なくとも日本のユーザーに受け入れられる最低限の条件としてブログ機能がSNSと密接に融合されていると共に、SNSならではの付加機能、つまり公開範囲の設定が可能であることが求められるであろう。ただしmixiのブログ機能は汎用的なブログと比較すると機能が単純であり、例えば書いた情報をカテゴリに分類したり、過去の記事をキーワード検索するといった無料のブログサービスで標準で実現できていることがmixiのそれは不可能だったりする。

日本では2004年に相次いでブログサービスが市場に登場し、高機能化が進んでいる。一般の新聞や雑誌でもブログという言葉が登場するようになり、ブログの認知度、利用者の裾野も拡大している。今後SNSに参加してくるユーザーに対するブログ経験者数の割合は増加すると予想され、その場合に新規ユーザーがmixiの提供するブログ機能に満足しない可能性がある。

新規参入する日本のSNSはmixiに追随してブログ機能を搭載する一方でmixi程度の機能しか実現していないものが多いのが現状だが、こうした市場におけるブログの認知度や普及を考慮して、SNS内で提供するブログの機能そのものもユーザーのニーズに沿ったものに変えていく必要はあろう。










         





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